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    HOME> 馬淵 利治 優勝ストーリー 驚異的なスピードでJB TOP50へ到達した強い想いと自信


驚くべき事にトーナメンターあこがれの舞台、国内トップカテゴリー『JB TOP50』にわずか3年 という驚異的なスピードで到達している。

18歳で臨んだ初トーナメントの早目浦最終戦を30位で終えた彼は準備不足を痛感。当時ただ出場 したという事でイッパイイッパイだったと言う。ところが翌年年間2位 翌々年JBマスターズ年間 優勝を遂げてTOP50に昇格してしまう。まるで通過点でしかないと言わんばかりのスピードだ。

元々彼には自分は通用するという強い思いが有った。ある意味勘違いとも言えるこの感覚は達成者に 共通する『過剰なる自信』だ。5歳から始めた釣り歴はすでに13年の実績が有ったのだから自信を 持つのも無理はない。しかしやはり根拠のない自信には違いなかった。

 

 
  とんとん拍子で駆け上がったTOP50の舞台。初年度は年間6位とルーキーとしては上々の戦績。 戦い終えて『トーナメントは楽しい』しみじみそう感じていた。 ところが2年目、初めて順風だった彼を挫折が襲う。その頃まだ仕事をしながらのトーナメント トレイルを行っていたが、まず練習する時間と金が圧倒的に不足していた。最大の不幸が第三戦の 旭川ダムで彼を襲う。上流に絶対の自信を持っていたはずの馬淵は予選通過を手堅く考え、まさか の中下流にバウを向けたのだ。過去絶対の自信に裏付けられた上流に向かわず、敢え無く予選落ち。 この時ばかりは馬淵も、もう辞めてしまおうかとまで落ち込んだと言う。上流で釣りを展開する 選手達を見つめながら悔しさと情けなさで一杯だった。





  勝ちたい!こんな思いはもうしたくない。そう考えて仕事を辞めトーナメントプロに専念することを 決断した。そして3年目の初戦野村ダムにて初優勝を遂げる。

馬淵はフルタイムプロを決断すると同時にもう一つの絶対的な決断をしていた。 それは『絶対に引かない』という事。優秀へのプレッシャーは大きく、気持ちに迷いの出る瞬間が有る。 その時に旭川での無念を思いだし、絶対にあきらめない絶対に引かないと決めたのだった。

そしていつでも貪欲にドカーンと勝ってやろうと思う事にしたのだ。 4シーズン目を年間3位で終えた時、優勝こそなかったものの自分自身チカラを付けた事を実感して いた。5シーズン目年間5位以内に入った事でエリート5への出場資格が与えられ頂上決戦に臨んだ。





舞台は幾度となく戦いの舞台となったホームの旧吉野川。しかし彼は4位と言う結果に終わる。敗戦 完膚なきまでの敗戦だった。『自分をコントロールできなかった。自分が燃えすぎて人を意識しすぎ 闘志の火力調整が出来なかった』と当時を振り返る。

戦う相手は鏡の中にいるとこの時はっきりと意識した。釣れなくなった時にどう自分を切り替えて立 て直せるか・・・それが本当の強さだと。 やはりそうか。勝つ奴は勝つべくして勝つ。

そのプロセスに違いはあれど、勝つための条件を満たした者だけが勝つ事を許される。

 






 

勝ちたいと思えば思うほど迷い縛られ身動きが取れなくなる。9月2日決勝日、またもや試練の時 が馬淵を襲う。

しかしここで引いたら・・・とやりきる覚悟を決め、あくなき勝利への執着を捨てな かった。そして彼の元に優勝がもたらされた。



最後に…
これまでも沢山のトーナメンターと出会ってきたが、真っ直ぐ突き抜けるように純粋に勝利を 渇望する馬淵利治の姿が新鮮だ。
そしてこれからどこまで強くなるのだろうとワクワクさせられる。